プロジェクトの目的

自転車ロードレースチーム『サイタマサイクルプロジェクト』は、選手・スタッフが埼玉県在住・出身・勤務、あるいはレース活動と同じく地域の自転車文化向上へ貢献する活動に意欲の高い人物を選抜しています。

ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム関連イベントの協力など、地域密着のホームタウン活動と、地元の選手やスタッフが日本全国で開催される実業団レースのツアーに参戦することで、埼玉県とさいたま市の自転車文化をロードレースの面からアピールしています。

現在、チームは全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)のJBCFサイクルロードシリーズJエリートツアー、Jフェミニンツアー、マスターズに参戦しております。

活動としての地元貢献

  • スポーツ自転車が生涯スポーツとして地域で普及していくための活動を積極的に行います
  • 自転車での交通事故死亡事故ゼロにむけて、自転車安全5則・ヘルメット装着を伝えるなど、自転車の交通安全教育を積極的に行います
  • レースやイベントを通じて、さいたま市・埼玉県の魅力を発掘・発信し、自転車文化向上につながる活動を積極的に行います
  • 日本や世界各地の地域密着チームと連携協力して、相互の市民が交流するイベントを開催し、経済や観光において地域への還元をめざした活動を積極的に行います

ロードレースチームとしての地元貢献

  • さいたま市・埼玉県に根差したロードレースチームとして、地域の自転車文化を世界レベルに向上させる一助となります
  • 「あんなおにいさん、おねえさんになりたい」と地域の子どもたちから応援される、サイタマの自転車文化における象徴的な存在になります
  • 「スポーツで日本一笑顔あふれるまち」の実現に向け、所属選手は地域のよき市民として、また地域の魅力を高める存在となります

設立趣旨

スポーツ自転車を取り巻く環境

近年、全国的にスポーツ自転車の普及は目覚ましいものがあります。東日本大震災を契機としたエコロジー意識の高まりや健康志向などから、 通勤・レジャーでのスポーツ自転車の利用が拡大し、また自転車をテーマにしたマンガやアニメの人気により、 スポーツも自転車も無関係だった層のスポーツ自転車の利用も、男女問わず増加しています。

わたしたちの地元、埼玉県さいたま市は、平成28年度より『さいたま自転車のまち構想』を掲げ、自転車のまちづくりに積極的に取り組むとしています。 その一環として2013年より毎年行われている『ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム』は、 世界トップクラスの選手の走りを生で見られる国内最大級のイベントとして、ロードレースファンの間でも定着してきました。

しかし、スポーツ自転車を取り巻く環境が急激に熱を帯びている中、自転車のまちである地元さいたまに根差したロードレースチームがないのはおかしいのではないか。 自転車への関わりを持つ市民サイクリスト、さいたま市出身選手など自転車に関わる人々の共通の問題意識がありました。

地元サイタマブランドの
ロードレースチームの意義

日本のロードレースは現在のところマイナースポーツであり、テレビ放映もほぼ無いために放映権収入はなく、 そのレース形態から興行収入も望めません。1年、2年でなくなってしまうロードレースチームも少なくありません。 また、実業団所属とはいっても、ほとんどの選手は会社勤めやアルバイトで生計を立てながら自費でレースに参戦しています。

埼玉県には社会人アスリート、学生アスリートとして、地元の誇りとなりうる優秀な選手が多数います。 仕事や学業に取り組みながらも時間を創り出し、各自の目標・夢を掲げ、レースで闘うための地道な努力をしています。 しかしながら、経済的な理由からやむなく引退してしまう有能な選手も多々います。 そのようなことを防ぎ、強いチームを作るには、長続きするチーム運営の体制が必要です。

私たち「サイタマサイクルプロジェクト」は、自転車熱の高まる地元サイタマの地の利を生かし、スポーツ自転車の普及活動、自転車交通安全教育、 サイタマの魅力発信等、“地元貢献”を意識しながら、自転車文化向上、自転車に関する社会的な課題に応える活動を行います。

また、その収益によって、世界を狙う力のあるサイタマゆかりの選手を経済的にサポートし、安定したロードレースチームの運営を目指します。

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