プロジェクトの目的

vision

活動としての地元貢献

ロードレースチームとしての地元貢献

設立趣旨

1 スポーツ自転車を取り巻く環境

近年、全国的にスポーツ自転車の普及は目覚ましいものがあります。東日本大震災を契機としたエコロジー意識の高まりや健康志向などから、通勤・レジャーでのスポーツ自転車の利用が拡大し、また自転車をテーマにしたマンガやアニメの人気により、スポーツも自転車も無関係だった層のスポーツ自転車の利用も、男女問わず増加しています。
わたしたちの地元、埼玉県さいたま市は、平成28年度より『さいたま自転車のまち構想』を掲げ、自転車のまちづくりに積極的に取り組むとしています。その一環として2013年より毎年行われている『ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム』は、世界トップクラスの選手の走りを生で見られる国内最大級のイベントとして、ロードレースファンの間でも定着してきました。
しかし、スポーツ自転車を取り巻く環境が急激に熱を帯びている中、自転車のまちである地元さいたまに根差したロードレースチームがないのはおかしいのではないか。自転車への関わりを持つ市民サイクリスト、さいたま市出身選手など自転車に関わる人々の共通の問題意識がありました。


2 地元サイタマブランドのロードレースチームの意義

日本のロードレースは現在のところマイナースポーツであり、テレビ放映もほぼ無いために放映権収入はなく、そのレース形態から興行収入も望めません。1年、2年でなくなってしまうロードレースチームも少なくありません。また、実業団所属とはいっても、ほとんどの選手は会社勤めやアルバイトで生計を立てながら自費でレースに参戦しています。
埼玉県には社会人アスリート、学生アスリートとして、地元の誇りとなりうる優秀な選手が多数います。仕事や学業に取り組みながらも時間を創り出し、各自の目標・夢を掲げ、レースで闘うための地道な努力をしています。しかしながら、経済的な理由からやむなく引退してしまう有能な選手も多々います。そのようなことを防ぎ、強いチームを作るには、長続きするチーム運営の体制が必要です。
私たち「サイタマサイクルプロジェクト」は、自転車熱の高まる地元サイタマの地の利を生かし、スポーツ自転車の普及活動、自転車交通安全教育、サイタマの魅力発信等、“地元貢献”を意識しながら、自転車文化向上、自転車に関する社会的な課題に応える活動を行います。
また、その収益によって、世界を狙う力のあるサイタマゆかりの選手を経済的にサポートし、安定したロードレースチームの運営を目指します。


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